身体のあちこちが痛いのは更年期障害が原因かも?痛みを和らげる方法

身体のあちこちが痛いのは更年期障害が原因かも?痛みを和らげる方法

更年期を迎える女性は、「肩こりや腰痛がつらくて、以前よりも活発に動けなくなった」「関節のこわばりや痛みを感じやすくなった」など、体のあちこちの嫌味に悩まされています。

これは加齢によるものだけではなく、更年期障害の症状の可能性があるのです。

この記事では、更年期障害と体の痛みの関係性を解説し、痛みを和らげるための方法をご紹介します。体のあちこちの痛みに悩む女性が、痛みを和らげる方法を見つける参考にしてください。

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この記事の監修者:カラダの学校代表 氏原 大貴

理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。

自分のカラダを自分で治せる人を増やしたいという想いから、店舗で提供するだけでなく、オンラインという環境を活かして全国へ情報を届けようと決意し、カラダの学校を開始。

「まず自分で治してみる」を第一選択にし、身体の辛さから楽になる人がひとりでも多くなるよう活動を行っている。

目次

体のあちこちが痛いのは更年期障害が原因?痛みとの関係性とは

体のあちこちが痛いと感じるのは、年齢によるものだけではなく、更年期障害が原因の場合も考えられるでしょう。

ここでは、更年期障害の概要とこの時期に起こりやすい体の痛みについて詳しく解説します。

更年期障害とは

更年期障害は、女性が閉経前後の約10年間に経験するさまざまな身体的・精神的症状の総称です。個人差はありますが、一般的に44〜55歳頃を更年期とよばれます。

この時期の女性の体は、女性ホルモンの分泌が大きく変動し、特にエストロゲンの減少が顕著になることが特徴です。

その結果、ホットフラッシュや発汗、不眠、イライラなどの典型的な更年期症状に加え、体のあちこちに痛みを感じることがあります。

ただ、更年期にある女性はエストロゲンの減少だけではなく、仕事や家庭などにおけるストレスといった心理的な要因も複雑に絡んでいる時期です。症状の程度には個人差が激しく、現れる症状は人によって異なります。

更年期障害に起こりやすい痛み

更年期障害には、関節痛や筋肉痛、頭痛、肩こり、腰痛などの痛みが起こりやすくなります。

具体的な症状は、以下のとおりです。

痛みの種類症状
関節痛特に膝や手指の関節に痛みやこわばりを感じる
筋肉痛全身の筋肉に違和感や痛みを感じる
頭痛・肩こり頭痛や首、肩の凝りが増加する
腰痛腰部の痛みや違和感が生じる

これらの痛みは、症状の程度によってはセルフストレッチで改善できるケースがあります。

痛みの出ない正しい姿勢や正しい食事の方法を身につけられれば、症状に合わせたセルフケアができるでしょう。

ただし、体の痛みは他の病気の可能性もあります。長期間続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、医療機関での診察を受けることをおすすめします。

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更年期障害と痛みが関係する3つの理由

更年期障害と痛みの関連性は、以下の3つの理由が挙げられます。

  • ホルモンバランスの変化
  • エストロゲン減少の影響
  • 自律神経の乱れ

それぞれ詳しく解説します。

ホルモンバランスの変化

更年期におけるホルモンバランスの変化は、体全体に影響を与えます。

主に、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少することで、体内のバランスが崩れ、体中にさまざまな症状が現れるのが特徴です。

エストロゲンは、関節や腱などの柔軟性を維持する働きがあります。分泌が低下すると、関節の柔軟性が失われ、関節痛やこわばりなどの症状が現れるのです。

女性ホルモンは、痛みの感受性にも関与しているため、ホルモンバランスの乱れが痛みの閾値を下げ、体のあちこちに痛みを感じやすくなる原因となります。

エストロゲン減少の影響

エストロゲンは、生殖機能として関わるだけの女性ホルモンではなく、全身の健康維持においても重要な役割を果たしています。

特に、関節や骨、筋肉の健康に深く関与している女性ホルモンです。よって、エストロゲンの減少により、以下のような影響が現れ、痛みの原因となることがあります。

  • 関節軟骨の保護作用の低下
  • 骨密度の減少
  • 筋肉量の減少
  • 血行不良

これらの変化により関節を支える筋肉や軟骨に負担がかかり、痛みを感じやすくなります。

自律神経の乱れ

更年期障害では、ホルモンバランスの変化に伴い、自律神経系にも乱れが生じやすくなります。

自律神経は、体温調節や血圧、消化機能など、体のさまざまな機能を無意識のうちにコントロールしている神経です。正常にコントロールできていると、体の恒常性を維持し、機能の正常なバランスを保ちます。

しかし、自律神経が乱れると以下のような影響が現れ、痛みの原因となることがあります。

  • 血行不良による筋肉の緊張
  • 体温調節機能の低下による冷えや熱感
  • ストレス耐性の低下

更年期障害として症状が現れているということは、これらの要因が複合的に作用し、体のあちこちに痛みを感じやすい状態です。

更年期障害による痛みの特徴とは

更年期障害によって現れる体の痛みとして、主に関節痛や筋肉痛、頭痛・肩こり、腰痛の特徴について詳しく見ていきましょう。

関節痛

更年期障害による関節痛は、主に膝や手指の関節に現れやすいことが多い症状です。朝起きた時や長時間同じ姿勢を続けた後に、指や膝に痛みやこわばりを感じることが多くみられます。

また、レントゲン検査では異常が見られないことも多く、「異常なし」と診断されることも更年期障害による関節痛の特徴です。

これは、エストロゲンの減少により、関節軟骨の保護作用が低下し、微細なレベルで関節の変化が始まっているためと考えられています。

ただし、関節痛は、関節リウマチと似た症状を呈することもあるため、専門医による適切な診断が重要です。

筋肉痛

更年期障害に伴う筋肉痛は、全身のあちこちに現れることがあります。特に、肩や背中、腰、足などに違和感や痛みを感じやすいことが特徴です。

この筋肉痛の原因として、以下のような要因が考えられます。

エストロゲン減少による筋肉量の減少
自律神経の乱れによる血行不良
ストレスによる筋肉の緊張

これらの要因により、筋肉が疲労しやすくなり、痛みを感じやすくなります。また、筋肉痛は疲労感や倦怠感とも密接に関連しており、更年期特有の「だるさ」の原因としても感じる人が多いでしょう。

ただし、筋肉痛は体を温めたりマッサージをしたりといったセルフケアを取り入れると、血行が促進されて筋肉痛を緩和することが可能です。

頭痛と肩こり

更年期障害では、頭痛や肩こりの症状が増加することがあり、以下の要因が複合的に作用して起こると考えられています。

  • ホルモンバランスの変化による血管の拡張と収縮
  • 自律神経の乱れによる筋肉の緊張
  • 仕事や家庭などにおけるストレス増加

特に、片頭痛の症状が更年期に悪化することがあります。これは、エストロゲンの急激な変動が片頭痛の引き金になることがあるためです。また、肩こりは筋肉の緊張や血行不良によって起こり、頭痛の原因にもなります。

この頭痛や肩こりは、ストレッチや適度な運動、姿勢の改善、体を温めて血行を促進させるセルフケアを行うことで、症状の緩和が期待できます。

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腰痛

更年期障害に伴う腰痛は、加齢現象ではなく、ホルモンバランスの変化が大きく関与している症状の一つです。

女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、以下のような影響が現れ、腰痛の原因となることがあります。

骨密度の低下による骨粗しょう症のリスク増加
筋力の低下
靭帯の弾力性の低下

これらの要因により、脊椎の安定性が低下し、腰痛を引き起こしやすくなります。また、更年期に伴うストレスや生活習慣の変化も、腰痛の一因となるものです。

ゆっくりと入浴したりストレッチやセルフマッサージをしたりといった方法など、日頃のケアによって腰痛を緩和できます。

体のあちこちが痛い!更年期障害による痛みを和らげる方法

体のあちこちが痛い更年期障害では、生活習慣の改善や症状に合わせた内服治療、正しい姿勢の維持、血行促進のセルフケアを取り入れて、痛みを和らげるようにしましょう。

ここでは、痛みを緩和できる具体的な方法を解説します。

生活習慣の改善

更年期障害による痛みを和らげるためには、健康的な食事と十分な休息を取るなどの規則正しい生活習慣が大切です。

栄養バランスの良い食事としては、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなど、骨や筋肉の健康に必要な栄養素を積極的に摂取しましょう。また、魚油、オリーブオイル、緑黄色野菜、フルーツなどの抗炎症作用のある食品を取り入れることも効果的です。

適度な運動としては、ウォーキングやヨガ、水中運動など、関節に負担をかけすぎない運動を定期的に行いましょう。運動は筋力の維持や骨密度の向上、血行促進に効果があります。

また、質の良い睡眠は、体の回復や痛みの軽減に大切です。就寝時間を一定にし、リラックスできる睡眠環境を整えましょう。

就寝2〜3時間前には夕食を済ませること、自分の体に合った寝具を使用すること、就寝直前のスマートフォンの使用は避けることなどを意識してみてください。

これらの生活習慣を見直すとともに、リフレッシュや気分転換を取り入れてストレスを軽減するように努めましょう。

内服治療

更年期障害による痛みが日常生活に支障をきたす場合は、医療機関での治療を検討しましょう。

主な内服治療は、以下のとおりです。

内服治療
内容
ホルモン補充療法(HRT)
エストロゲンを補充し、更年期症状の改善をはかる。関節痛や筋肉痛の軽減にも効果あり。
漢方薬
更年期障害に効果的な漢方薬があり、体質や症状に合わせて処方。痛みの軽減や全身状態の改善に役立つ。
鎮痛剤
必要に応じて、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛剤を処方。
サプリメント
医師の指導のもと、カルシウムやビタミンD、大豆イソフラボンなどのサプリメントを利用。

内服治療を行う際は自己判断せずに、必ず医師の指示に従い、定期的な診察を受けるようにしましょう。

入浴や温罨法による血行促進

入浴や温罨法は、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果が期待できるでしょう。

例えば、38〜40℃のぬるめのお湯に20分程度浸かると、体を芯から温め、血行が促進されます。入浴剤やラベンダーやローズマリーなどのリラックス効果のあるエッセンシャルオイルを使用することで、リラックス効果や疲労回復効果を高めます。

また、痛みの部分にホットパックや湯たんぽを当てると、局所の血行を促進され、痛みを和らげることも可能です。

ただし、高血圧や心臓病がある方は、長時間の入浴や熱い湯は避け、医師に相談の上で適切な方法を選びましょう。

正しい姿勢と適切なストレッチ

正しい姿勢を保ち、適切なストレッチを行うと、筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減につながります。

特に、デスクワーク中の姿勢は、椅子に深く腰掛け、背もたれにもたれかかる姿勢が大切です。足は床にしっかりつけ、パソコンの画面は目線よりやや下になるよう調整します。

また、無理をせずに痛みを感じない程度に適切なストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしていきましょう。

正しい姿勢とストレッチの方法については、理学療法士や整体師などの専門家に相談するのがおすすめです。

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体の痛みはセルフケアで改善しよう!

更年期障害になると、体のあちこちに痛みを感じます。まずは、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理など、日々の生活の中で実践できることから取り組んでいきましょう。

また、正しい姿勢や適切なストレッチなどのセルフケアを取り入れることもおすすめします。

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