「自分のカラダを自分で治す整体」氏原大貴さんインタビュー。整体の卒業を目指すプログラムとは?
「痛みが続くから、ずっと整体に通わないといけない…」そんな悩みを抱えていませんか?
理学療法士12年目の氏原 大貴さんは医療への依存社会を変えるために、業界でも珍しい「自分のカラダを自分で治す」ことを目的とした施術を行っています。
その理念に基づき、一般社団法人カラダの学校を設立。
身体に痛みが出たら「まず自分で治してみる」文化を世の中に広げてくため、現在無料オンラインプログラムを開催しています。
この記事では氏原さんの整体に対する熱い想いや、実際の施術方法、さらにプログラムで学べる内容についてご紹介します。
身体の痛みや、医療機関に通い続けても身体の不調に悩んでいる方は、ぜひ『自分で治す』『大切なひとの身体を治す』知識を身につけてみませんか?
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カラダの学校代表 氏原 大貴のプロフィール
理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。
自分のカラダを自分で治せる人を増やしたいという想いから、店舗で提供するだけでなく、オンラインという環境を活かして全国へ情報を届けようと決意し、カラダの学校を開始。
「まず自分で治してみる」を第一選択にし、身体の辛さから楽になる人がひとりでも多くなるよう活動を行っている。
理学療法士を目指すきっかけは「ドラマ」から
氏原さんが理学療法士の道を志したのは、人気ドラマ『オレンジデイズ』がきっかけだったそうです。
「もともと野球をしていましたが、そこまで熱心なスポーツマンではなかったです(笑)。でも、ドラマの影響で“こういうリハビリの仕事があるんだ”と知り、調べてみると自分に合いそうだと思い進みました」
また、野球での怪我を通じて体のケアに携わる機会が多かったことも、この職業を選んだ背景の一つだと言います。
整体師としての理念「自分のカラダを自分で治す」
氏原さんは「自分のカラダを自分で治す」という理念で活動を行っています。
この考え方に至った背景には、過去の施術経験からの気づきがありました。
「最初は、僕が患者さんの体を治してあげるんだ、という意識が強かったです。でもその結果、患者さんが依存的になってしまい、治るスピードが遅くなることが多かった。患者さん自身が主体性を持たないと本当に良くならないと気づきました。」
理念を転換してから、患者さんの反応や施術後の行動にも変化が生まれたそうです。
「施術後に患者さんが自主トレの方法や日常生活の工夫について相談してくれるようになったのは、大きな変化でした。以前はただ痛みを訴えるだけの方が多かったのですが、今では主体的に改善に取り組む方が増えています。」
患者さんとの関わり方の変化
氏原さんの整体院には、さまざまな入り口で患者さんが訪れます。
初めは「痛みがあるから治したい」という理由で訪れる方が多いですが、ホームページや口コミで理念に共感した方が増えてきたといいます。
「最近では『自分のカラダを自分で治す』という言葉に惹かれて来院される方が増えてきました。ただ全体の7割くらいはまだキャンペーンや価格の魅力で来られる方も多いです。」
こうした患者さんに対しても、施術を通じて少しずつ考え方を変えていくことを意識しているそうです。
「最初は週2回ほど通っていただくことが多いですが、筋肉の硬さが取れて痛みがなくなると、次は日常生活の習慣や姿勢改善に目を向けてもらいます。最終的には施術の頻度を下げていき、3か月に1回のメンテナンス程度で済むように指導しています。」
ずっと通わせない。卒業できる整体として大切にしていること
身体の痛みがある状態から、どのように整体卒業まで導くのか。
氏原さんは、お客さんに関わる中で『痛みの原因を正しく伝えること』や『お客さん自身に改善するためのスキルを身につけてもらうこと』を特に重要視されています。
「初期段階では、筋肉の硬さを緩める施術を中心に行います。その後、痛みが軽減したら、姿勢や日常生活の改善を一緒に進めていきます。この段階で患者さんが自分で筋肉を緩める方法や、姿勢を維持するスキルを学ぶことで、持続的な改善を目指します。」
中には、自分で身体を治すスキルを身につけたおかげで長年飲んでいた痛み止めを服用をやめることができたという方も!
お客様との関わりの中で特に嬉しかったのは、パーキンソン病のご主人とその奥様から言われた一言です。
「若い患者さんで、手術を勧められていた方が施術によって手術を回避できたケースは、本当に嬉しかったですね。また、パーキンソン病のご主人を施術している際に、『私も主人をケアできるようになりたい』と学び始めた奥様の姿には感動しました。」
自分の身体を治すことだけではなく、周りの大切な人の身体も治せるスキルが身につくこと。
これが氏原さんが提案する「自分のカラダを自分で治す」で得られる最大の価値です。
オーダーメイド施術と理学療法士のスキル
整体業界では「オーダーメイド施術」という言葉が広く使われていますが、氏原さんはその実態に疑問を感じていると語ります。
「多くの整体院では、決まった施術パターンが提供されているのが現実です。私たちは理学療法士としてのスキルを活かし、患者さんの姿勢や動きを細かく分析した上で、痛みの原因を特定します。その結果に基づいて施術を提案するので、本当の意味でのオーダーメイドが実現できています。」
この姿勢分析と原因特定のスキルが、他院との大きな違いであり、患者からも高い評価を得ているポイントだといいます。
整体業界の課題
整体業界は今、大きな変革期を迎えていると氏原さんは指摘します。
「一世代目の整体は“とにかくほぐす”が中心で、保険で施術し放題の時代でした。その後、二世代目として『根本治療』という言葉が広がりました。ですが実態としてテンプレート的な施術が行われているケースが少なくありません。その結果、患者さんは満足感を得られず、再度他院を探すケースも多いのが現状です。」
氏原さんは、現在の整体業界をクリーンにするために新しい理念と施術方法を取り入れています。
「私たちは、筋肉をしっかり緩めるだけでなく、その原因を特定し、患者さん自身が自分で治せるスキルを身につけることに重点を置いています。最終的には、通う頻度を減らし、患者さんの体を長期的に維持できるようにすることが目標です。」
オンラインプログラムと広がる可能性
氏原さんがスタートしたカラダの学校のオンラインプログラム。
整体院の中だけではなく、オンラインでの開催を行うことで遠方に住む患者さんにも理念を届けています。
「オンラインで動画やトレーニングプログラムを提供することで、直接来院できない方にも、自分の体を自分で治すスキルを広めていきたいと考えています。また、このプログラムを通じて、同じ理念を共有する整体師を増やしていきたいですね。」
将来的には、教育事業を通じて全国に「自分のカラダを自分で治す」という文化を根付かせたいと語ります。
アイアンマンレースへの挑戦:体と心を鍛える経験
氏原さんは整体師やPRIME BODYコンサルタントとして活動する一方で、アイアンマンレースにも挑戦しています。
この過酷なトライアスロン大会に参加する理由について尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「正直、始めたきっかけは『やれ』と言われたからです(笑)。友人に誘われて流されるまま参加を決めました。でも、やってみると、自分の体と心の限界を試す良い機会になりましたね。」
レース中は想像以上に辛いといいますが、それでも得るものは大きいと氏原さんは語ります。
「本番中は本当に何も楽しくないです。ただ辛いだけ(笑)。でも、終わった後に感じる充実感や、当たり前のことに感謝できるようになるのは大きな変化です。例えば、陸で普通に息が吸えることや、自転車から降りた後に足が地面に触れていること。それだけで幸せだと思えるんです。」
アイアンマンレースで得た学びと健康観
アイアンマンレースに向けたトレーニングを通じて、氏原さんは日々の健康管理の大切さを再認識したといいます。
「トレーニングでは特に体を絞ることを意識していますが、基本は普段から太らないように心がけています。また、走ることを習慣化していて、毎朝最低3キロ、多いときで10キロほどランニングを続けています。」
ランニングやレースのトレーニングを通じて体を動かす一方で、疲れた体をケアすることも欠かさないそうです。
「運動した分だけ筋肉も疲労するので、日々のケアが大切です。整体師としても、動いた後の筋肉を緩めることは歯磨きと同じくらい大事だと考えています。」
アイアンマンレースへの挑戦を通じて、氏原さんは整体師としての視点にも新たな気づきを得たといいます。
「アイアンマンを通じて、自分の体の限界を知ることや、その中でいかに効率的に動けるかを考えるようになりました。この経験は、患者さんのサポートにも活きていると思います。どんな状況でも自分の体と向き合い続ける姿勢が大切だということを実感しました。」
最後に伝えたいメッセージ
「自分のカラダを自分で治すのは、難しいことではありません。意外とシンプルで簡単なことなんです。まずは一歩踏み出し、試してみてください。」
整体師としての経験と情熱を持つ氏原さんのメッセージが、この記事を通じて多くの人に届き、自分の健康に向き合うきっかけとなることを願っています。
氏原さんが提供する無料オンラインプログラムは、「自分のカラダを自分で治す」ための具体的なノウハウをお伝えします。
参加者は、自宅で実践可能なストレッチや姿勢改善法を学び、自分自身で健康を維持する力を身につけることができます。
「健康な体を手に入れたい」「整体に依存しない生活を送りたい」そんな方は、ぜひこのプログラムに参加してみてください。
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プログラムの内容
- プログラムの効果を最大限発揮するコツ
- 痛みの原因と治るまでのプロセス
- 「見た目の良い姿勢」と「カラダに良い姿勢の違い」
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- 腰痛、坐骨神経痛、膝痛のメカニズム
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