その姿勢は正しい?身体の痛みを軽減する正しい姿勢をプロが解説
「最近、肩こりがひどい」「腰が痛くて座っているのが辛い」そんな悩みを抱えていませんか?
実はこれらの症状の多くは、普段の姿勢の乱れが原因かもしれません。
特に、テレワークの増加でデスクワークの時間が長くなった現代人にとって、正しい姿勢を保つことは重要な課題となっています。
ではあなたの姿勢は大丈夫でしょうか?
この記事では、姿勢の乱れが引き起こす身体への影響から、プロが実践する正しい姿勢の作り方まで、詳しく解説していきます。
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この記事の監修者:カラダの学校代表 氏原 大貴
理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。
自分のカラダを自分で治せる人を増やしたいという想いから、店舗で提供するだけでなく、オンラインという環境を活かして全国へ情報を届けようと決意し、カラダの学校を開始。
「まず自分で治してみる」を第一選択にし、身体の辛さから楽になる人がひとりでも多くなるよう活動を行っている。
姿勢の乱れが引き起こす身体への影響とは
現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用により、多くの方が姿勢の乱れに悩まされています。この姿勢の乱れは、単なる見た目の問題だけでなく、様々な身体の不調を引き起こす原因となっています。
特に気をつけたいのが、腰痛や肩こり、内臓機能の低下、血流の悪化など、健康に直接影響を与える症状です。
また特定の姿勢の継続は、筋肉の緊張や疲労を引き起こし、それが更なる姿勢の悪化につながる悪循環を生み出します。
ここでは姿勢の乱れがもたらす具体的な影響と、その原因、そして正しい姿勢を維持できない理由について詳しく見ていきましょう。
悪い姿勢が引き起こす体の不調と症状
姿勢の乱れは、私たちの体に様々な不調をもたらします。
特に気をつけたいのが、腰痛や肩こりといった筋骨格系の症状です。
これらは特定の筋肉への過度な負担によって筋肉が硬くなることや、本来使うべき筋肉の衰えによって引き起こされます。
また猫背などの悪い姿勢は、内臓の位置を変化させ、消化機能や代謝機能の低下を招きます。
その結果、太りやすい体質になったり、冷え性や便秘といった不調が現れたりすることがあります。
さらに深刻なのが血流の悪化です。
姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、体内への酸素供給が不足します。これにより、むくみや疲労感が生じやすくなるだけでなく、脳への血流も悪化し、集中力の低下や自律神経の乱れにもつながります。
このような体の不調は、単なる身体的な問題だけでなく、心理的なストレスとも密接に関連しています。ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、それがさらなる姿勢の悪化を招くという悪循環を生み出すのです。
デスクワークによる姿勢崩れの原因
デスクワークによる姿勢の崩れは、多くの方が抱える腰痛や肩こりの主要因です。
長時間の座位姿勢では、本来は足全体で支えるべき体重を、背中や背骨、骨盤周りの筋肉が支えることになります。
この状態で正しい姿勢を保てないと、特定の部位に負担が集中してしまいます。
例えば、浅く腰掛けたり、背もたれに寄りかからず背筋を無理に伸ばしたりする姿勢は、腰に過度な負担をかけ、反り腰の原因となります。
また、パソコン作業時の前かがみの姿勢は、肩甲骨周りの筋肉を緊張させ、血流を悪化させます。
特に顎が前に出た状態や背中が丸まった姿勢は、首や肩の筋肉に余計な負担をかけることになります。
本当に正しい姿勢を知っていますか?
実は多くの人が「正しい姿勢」について誤解をしています。
実は、体の専門家に聞いても、99%の人が正しい姿勢を勘違いしているのが現状です。
この勘違いが、現代社会における体の痛みや不調の根本的な原因となっています。
バレリーナやモデルのような、背筋をピンと伸ばした姿勢や常に背筋を伸ばし続けている姿勢は、逆に身体に負担をかける原因になるのです。
まずは正しい姿勢について知識をつけることが、改善への第一歩です。
- 筋肉の使用量が最小限である
・必要以上に筋肉を使わない
・自然な状態を維持する - 骨を使って立っている
・筋力ではなく、骨格構造を活用
・自然な支持を実現 - 脱力できている(無意識状態で立っている)
・意識的な姿勢の保持を避ける
・リラックスした状態を維持 - 腰椎でなく胸椎で立てる
・胸椎部分の適切な使用
・過度な腰椎への負担を避ける
プロが教える正しい姿勢の作り方
デスクワークやスマートフォンの使用が増える現代社会では、正しい姿勢を知り、自分で修正できる力を身につけることが大切です。
ここでは、体の痛みや不調を防ぐための具体的な姿勢の作り方について紹介します。
まずは姿勢のセルフチェックを行う
まずは自分の姿勢をチェックすることからスタートしましょう。
自宅で簡単にできるので、まずはぜひ挑戦してみてください。
- 外くるぶしの位置を確認
- お尻の横にある出っ張った骨(大転子)の位置を確認
- この2点を横から見て、一直線上にあるかチェック
姿勢を整えるエクササイズを取り入れる
正しい姿勢や歪みについて理解できたら、ケアを継続的に行います。
- 骨盤位置の調整エクササイズ
- 上半身調整エクササイズ
- 腰の筋肉を緩める
正しい姿勢とは、耳・肩・お尻の外側が一直線になった状態です。
このエクササイズを継続することで、自然と良い姿勢が定着していきます。
始めは姿勢が崩れるのは当然なので、焦らず継続的に取り組むことが重要です。
正しい姿勢を定着させる
姿勢は数回のエクササイズで改善するものではありません。
正しい姿勢を保とうと思っても普段の生活の中で崩れてしまいます。
大事なのは崩れてしまっても、自分で整える習慣を身につけること。
これを繰り返していけば正しい姿勢が定着していきます。
- 運動前後にエクササイズを取り入れる
動く前や後に姿勢を整えることで、筋肉の緊張を防ぎます。 - 一日10分の姿勢ケアを習慣に
毎日少しずつ姿勢を意識したエクササイズを行い、体に正しい姿勢を覚えさせます。 - 無意識の時間を活用
日常生活の中で自然に正しい姿勢を維持できるよう、こまめに体のチェックを行いましょう。
正しい姿勢を継続するための生活習慣
正しい姿勢を維持するためには、日常生活における基本的な習慣の見直しも大切です。
まず食生活では、骨や筋肉の健康を支えるカルシウムやビタミンD、良質なタンパク質を十分に摂取することが大切です。
また筋肉の柔軟性を保つために、適切な水分補給も欠かせません。
睡眠環境の整備も姿勢改善の鍵となります。体に合った枕とマットレスを選び、質の良い睡眠をとることで、首や腰への負担を軽減できます。
睡眠時間は7-8時間を目安に確保し、筋肉の疲労回復を促しましょう。
ストレス管理も姿勢に大きく影響します。過度なストレスは体の緊張を高め、肩こりや姿勢の悪化を招きます。深呼吸や軽い運動を取り入れ、心身の緊張をほぐすことも大切です。
正しい姿勢のためには日々の習慣が大切
現代社会において、デスクワークやスマートフォンの使用増加に伴い、姿勢の乱れが深刻な健康問題を引き起こしています。特に首や腰への負担は、長期的な健康被害につながる可能性があります。
正しい姿勢を維持するためには、適切なストレッチやトレーニングが不可欠です。
ただ数回おこなっただけでは意味がありません。
姿勢は普段の生活の中で崩れるものなので、姿勢のケアを習慣化することが大切です。
姿勢改善は一朝一夕には実現できませんが、正しい知識と継続的な実践により、必ず成果を得ることができます。
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