整体で痛みが辛いときはどうする?良い痛みと悪い痛みの見分け方を解説

整体で痛みが辛いときはどうする?良い痛みと悪い痛みの見分け方を解説

整体を受けた後、痛みを感じてしまう人のなかには、「この痛みは何が原因なの?」「そのまま様子を見ても大丈夫な痛みと悪い痛みは見分けられるの?」と不安に思う人もいるでしょう。

実は、整体を受けた後に痛みを感じることは決して珍しいことではありません。しかし、その痛みが痛みが良いものなのか、それとも悪いものなのか判断することは難しい場合が多くあります。

この記事では、整体後の痛みについて詳しく解説し、良い痛みと悪い痛みの見分け方、それぞれの対処法を紹介します。

整体で痛みを感じた際に、適切な判断と対応ができるよう、ぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者:カラダの学校代表 氏原 大貴

理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。

自分のカラダを自分で治せる人を増やしたいという想いから、店舗で提供するだけでなく、オンラインという環境を活かして全国へ情報を届けようと決意し、カラダの学校を開始。

「まず自分で治してみる」を第一選択にし、身体の辛さから楽になる人がひとりでも多くなるよう活動を行っている。


目次

整体が痛いのは本当?

整体によって痛みが出ると、「整体の施術自体が痛みを生じるもの」と思い込んでしまうかもしれません。

しかし、整体の施術自体は一般的に痛みを伴うものではありません。

また、整体後に生じる痛みには良い痛みと悪い痛みがあり、一概に「整体は痛みを生じるもの」と決めつけることはないでしょう。

ここでは整体の痛みについて、詳しく見ていきます。

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整体の施術は痛みが少ない

整体は、身体の歪みを調整し、本来あるべき状態に戻すことを目的としています。

そのため、激しい力を加えたり、無理に関節を動かしたりすることはありません。

丁寧な施術を心がけている整体師がほとんどです。

しかし、身体の状態によっては、施術中や施術後に痛みを感じることがあります。これは必ずしも悪いことではなく、身体が変化に適応しようとしている過程で起こる現象であることが多いのです。

血行不良の場合は痛みもひどくなる

特に、血行不良がある場合は、整体の施術後に痛みを感じやすくなります。

血行が悪い体は、筋肉や関節が硬くなり、柔軟性が失われた状態です。

そのような状態で施術を受けると、身体が急激な変化に対応しきれず、一時的に痛みが増す可能性があります。

血行不良は日常生活の中で徐々に進行していくため、自覚症状がないまま悪化していることもあります。整体の施術を受けることで、初めて自分の身体の状態に気づくこともあるのです。

つまり、まずは自分の身体への正しい知識を身につけてから、自分に適した整体を選ぶことで、良い整体に出会えるといえるでしょう。

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整体後に痛みを感じる理由は3つ

整体後に痛みを感じる理由は、主に好転反応や揉み返し、内臓疾患・ケガの3つが挙げられます。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

好転反応

整体後に感じる痛みの一つに好転反応があります。

好転反応とは、身体が健康な状態に戻ろうとする過程で一時的に現れる症状のことです。整体の施術によって身体の歪みが調整され、本来あるべき状態に戻ろうとする際に、一時的な痛みやだるさなどを感じることがあります。

好転反応は、施術後から数日程度で自然におさまることが一般的です。この痛みは、身体が良い方向に変化している証拠であり、過度に心配する必要はありません。

しかし、症状が重い場合や数日経っても回復しない場合は、医療機関に相談しましょう。

揉み返し

揉み返しも整体後に痛みを感じる理由の一つです。

揉み返しとは、施術によって筋肉や組織が刺激を受けたことで起こる一時的な痛みや不快感のことを指します。特に、普段使わない筋肉や、長年凝り固まっていた部分に施術を行った場合に起こりやすいです。

また、施術者が必要以上に強い力で揉んだり、無理な姿勢で施術を受けたときにも起こりやすいでしょう。

揉み返しの痛みは、通常2〜3日程度で徐々に和らいでいきます。

内臓疾患やケガ

整体後の痛みが、好転反応や揉み返しではなく、内臓疾患やケガによるものである可能性もあります。

特に、施術前には感じていなかった痛みが突然現れた場合や、痛みの程度が非常に強い場合は注意が必要です。

具体的には、肩や背中、腰、ふくらはぎなどに凝りのような痛みが内臓疾患が原因で起こることもあります。

このような場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

整体で痛みが辛いときの対処法

整体の施術後に痛みを感じる場合、痛みの程度や日数によって対処法が異なります。主な対処法は、以下の3パターンです。

  • 痛みが2〜3日で消える場合は様子を見る
  • 動かしたときに痛みを感じる場合は病院を受診
  • 動かさなくても痛い場合はすぐに病院を受診

それぞれ詳しく解説します。

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痛みが2〜3日で消える場合は様子を見る

整体後の痛みが2〜3日程度で徐々に和らいでいく場合は、好転反応や揉み返しの可能性が高いといえます。

このような場合は、無理をせずに身体を休めることが大切です。水分を十分に摂取し、身体を温めることで、回復を促進できるでしょう。

また、軽いストレッチや痛みのない範囲での軽い運動を行うことで、血行を促進し、回復を早められます。ただし、痛みを感じる動作は避け、身体に過度な負担をかけすぎないよう注意しましょう。

動かしたときに痛みを感じる場合は病院を受診

整体後の痛みが、特定の動作をしたときにのみ感じられる場合は、筋肉や関節に問題がある可能性があります。

このような場合は、整形外科や接骨院などの専門医療機関を受診することがおすすめです。

専門家による診断を受けることで、痛みの原因を特定し、適切な治療や対処法を見つけられ、早めに対応してもらえます。

また、医師の診断によっては、整体を続けられる場合もあり、診断や注意点に従いながら整体に通うこともできるでしょう。

動かさなくても痛い場合はすぐに病院を受診

整体後に、体を動かさなくても持続的な痛みがある場合や、痛みの程度が非常に強い場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。これは、内臓疾患やケガの可能性があるためです。

特に、以下のような症状がある場合は、緊急性が高いと考えられるため、速やかに医療機関を受診してください。

  • 激しい頭痛や吐き気
  • 呼吸困難や胸痛
  • 高熱や全身の倦怠感
  • 麻痺や感覚異常

これらの症状は、整体の施術とは直接関係のない病気が隠れている恐れがあります。自分で判断するのは難しく、重篤な病気の場合は早期発見や早期治療が重要となるため、迷わずに医療機関を受診しましょう。

良い痛みと悪い痛みを見分けるポイント

整体後の痛みには、そのまま様子を見ても問題がない「良い痛み」と、放置するのは危険な「悪い痛み」があります。

それぞれの痛みを見分けるポイントについて、詳しく見ていきましょう。

「良い痛み」と「悪い痛み」とは

整体後の痛みを「良い痛み」と「悪い痛み」に分類することができます。

「良い痛み」とは、身体が健康な状態に戻ろうとする過程で一時的に感じる痛みのことを指します。これには好転反応や揉み返しが含まれ、一時的な筋肉の反応や血行促進によるものです。

一方、「悪い痛み」とは、身体に何らかの異常や問題がある場合に感じる痛みのことです。痛みの程度が強くなる、継続的で不快な痛みが伴うといった特徴があります。

良い痛みは通常、時間とともに徐々に和らいでいき、最終的には身体の状態が改善するのが一般的ですが、悪い痛みは時間が経っても改善せず、むしろ悪化することが多い痛みです。

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痛みの具体的な見分け方チェックリスト

良い痛みと悪い痛みを見分けるために、痛みの継続時間や痛みの部位、動いたときの痛みの変化などの判断基準を紹介します。

身体の状態を把握するための材料の一つとして、参考にしてください。

良い痛み悪い痛み
痛みの程度軽度から中程度の痛み
我慢できる痛み
強い痛みや我慢できないほどの痛み
痛みの持続時間2〜3日程度で徐々に和らぐ1週間以上続く、または時間とともに悪化する
痛みの性質筋肉痛や張り、凝りのような感覚鋭い痛みや焼けるような痛み
痛みの範囲施術を受けた部位やその周辺がほとんど広範囲に及ぶ、または施術とは無関係の部位の痛み
日常生活への影響日常生活に支障をきたさない程度日常生活に著しい支障をきたす
その他の症状だるさや眠気などがある発熱や吐き気、めまいなどの全身症状と伴う

これらのポイントを総合的に判断し、「悪い痛み」の可能性が高い場合は、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。

痛みの種類とその対策

整体の施術後に感じる痛みとして、良い痛みと悪い痛みのそれぞれの種類や対策について、詳しく解説します。

良い痛みの例とその対策

良い痛みの種類としては、主に筋肉痛や関節の違和感、頭痛や軽度のめまいなどがあります。

施術後に感じる筋肉痛は、普段使わない筋肉が刺激を受けたり、凝り固まっていた筋肉がほぐれたりすることで起こる反応です。

施術によって関節の位置が調整されると感じやすい関節の違和感は、身体が新しい状態に適応しようとしている過程で起こります。

また、頭痛や軽度のめまいは、首や肩の施術を受けた後に血行が改善されたり、神経が刺激されたりすることで起こる一時的な症状です。

このような良い痛みの対策として、軽いストレッチや温熱療法を使って痛みを和らげる方法や、十分な水分や休息をとることで身体の回復を促す方法が適しています。

ただし、痛みが数日で軽減しない場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。

悪い痛みの例とその対策

悪い痛みの種類としては、主に激しい関節痛やしびれ・麻痺、内臓痛などがあります。突然鋭い痛みが走る場合や施術部位が腫れて熱を持っている場合は、悪い痛みを疑う症状です。

具体的には、施術部位に腫れや熱を伴う場合は、関節の損傷や炎症の可能性があります。また、手足のしびれや麻痺感が続く場合は、神経の圧迫や損傷のリスクがあるため、早急な対応が必要です。

さらに、お腹や胸に急激な痛みや持続的な痛みが出た場合は、心臓を含めた病気が隠れている恐れがあります。

施術中に痛みが引かない場合は整体を中止し、病院での検査を優先しましょう。また、施術後に痛みが増強する場合は、自己判断で対処せず、速やかに医療機関を受診することが重要です。

自分の身体を正確に把握し、適切な対処法を知ることは、整体の施術によるトラブルを防ぐことにもつながります。

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痛みとの付き合い方を知ってセルフ整体!

整体後の痛みに適切に対処するためには、自分の体の状態を理解し、痛みの性質を見極めることが大切です。

施術後に感じる痛みに対して、「良い痛み」と「悪い痛み」を正しく判断できれば、不必要な心配を避け、適切なケアを行うことができます。

また、適度なストレッチや軽い運動、正しい姿勢の維持など、日々の生活の中でセルフケアを心がけることで、整体の効果を持続させ、痛みの予防にもつながるでしょう。

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プログラムイメージ
  1. プログラムの効果を最大限発揮するコツ
  2. 痛みの原因と治るまでのプロセス
  3. 「見た目の良い姿勢」と「カラダに良い姿勢の違い」
  4. 再発率0%までのプロセス
  5. 腰痛、坐骨神経痛、膝痛のメカニズム
  6. 痛みのでない姿勢へのセルフ矯正方法
  7. 効果絶大のセルフ筋膜リリース方法
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